第2回はTerry Date。
Atco移籍後のPanteraを手掛けた事で、
“モダン・へヴィネス”ムーヴメントの代表的プロデューサーとして知られている。
基本的に低音を強調したヘヴィな音作りを志向。
彼は1956年生まれ、'89年頃からメタル系のアーティストを手掛け、
名を上げていく。
自分が一番最初に聴いたのはこれだった。
Blessing in Disguise/Metal Church
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Metal Churchの3rd、「Blessing In Disguise」。
VoをDavid WayneからMike Howeにチェンジし、再出発を賭けた意欲作であり、
それまでのスピーディーでスラッシーな印象から、重厚で大作志向の音に変化している。
自分もそれまでの作品より、重低音が強調されてヘヴィさが増していると感じました。
次いで'89にはDream Theaterの1st(意外)、Soundgarden/Louder Than Love、
Over Kill/The Years Of Decayといった作品を手掛け、
名を売っていく。
しかし、彼の名を世に知らしめたのは何と言ってもこの作品。
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それまでメジャー級の実力を持っていると言われながら、
長年自主レーベルで活動してきたPanteraが遂にメジャーと契約。
それと同時にサウンドのスタイルをがらりと変えてリリースした本作。('90)
この作品以降、“モダン・へヴィネス”、
“モダン・へヴィ・グルーヴ”といったムーヴメントがブームとなり、
Thrash Metalの息の根を完全に止めてしまう。
元々Thrashバンドだったのに、彼らのスタイルを真似て、
自らも失速するというバンドが続出。(w
HMの歴史上で大きな意味を持つ一枚である。
バンドはこれ以降、'96の「The Great Southern Trendkill」までの4枚のアルバムを、
彼の手に委ねる。
'91年リリースのSoundgarden「Badmotorfinger」も彼の代表作と言えるだろう。
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前作も良かったが、本作の重低音を強調した引き摺るような音作りが、
Black Sabbathを崇拝するバンドの嗜好と一致して生まれた快作。
“Slaves And Bulldozers”の、まさにブルドーザーの如きヘヴィな音作りはたまりません。
間違いなくバンドの最高傑作。
以後はヘヴィさを段々薄めていって、バンドは商業的に成功していきますが、
個人的にはここまでです。
コレ以後も、Prong/Cleansing('94)、White Zombie/Astro-Creep:2000('95)、
Limp BizkitやDeftones、Slipknot等を手掛け、セールス的にも成功。
モダンヘヴィ系に留まらず、Hip HopやOzzy Osbourne等、
幅広いアーティストを手掛け現在も活躍。
個人的にはLimpやSlipknotは興味無いので触れません。(w
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The Great Southern Trendkill/Pantera
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- Around the Fur/Deftones
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